また英語ネタつかって間違うって

恥ずかしいのですが。あるときthe HIATUSの3曲入りシングルからCurse Of Mineを聴いていまして、歌詞の"I've lost my faith"のフェイスを、face と勘違いしまして…
『面目ない』って何に謝るんだよ
とはなはだ恥ずかしい間違いをやらかしていました。*1


ロストフェイスの意味を調べるため辞書を引くと、まず faith のほうは『信念(信頼、信仰)を失った』てな感じが、まあまあ妥当な訳ですか、…暗い歌詞だな(おいおい)てのはまぁ置いといて。


顔 face のほうは『面目を失う、顔がつぶれる』とありました(コンサイス英和、三省堂)。


顔をなくす、がプライドや誇りの喪失に繋がるんですね。英語ではカオはあくまで表面(他人の眼)にみえる部分を指していて、カオを“身につける”と、それが“ワタシのカオ“となる…というニュアンスはなさそうです。


仮面舞踏会なんて遊びがあっても、カオを変えたら自分以外のモノになるなんて発想は、おおざっぱに言って英語圏では出てこないんでしょう。仮面は単なる隠れミノに過ぎないのですね。


のっぺらに出てくる仮面を、私は「人格」と解釈しましたが、単にお蝶さんの本心をごまかすためだけの、色鮮やかな飾りに過ぎなかったのかもしれません。


ごまかす方法(「牢屋に入る」原因、つまり「殺し方」ですよね)は沢山あるようにみえて、実はモノノ怪の「幻」、お蝶自身による偽り、“道化芝居”──たったひとりの人間が、かぶっていただけの、単なる仮面だ、と。


それでも。
敦盛の温かい言葉は、仮面に生き生きと表情を、与えてくれるのですが。

みんなずっとあんたの周りにいたんだ。気がつかなかっただけだ。人はみな忘れてしまう。
どれだけ沢山のものと出会い、どれだけ沢山のものに囲まれているのかを


あ、ハイエイタスのシングル、タイトルをインソムニア不眠症)というんですが、マジ歌詞暗いのでお勧めしませんが、読まずに聴くだけなら美しい旋律と強力なシャウトからすさまじいパワーを貰えます。


ダウナーな歌詞は、同シングルのジャケット画にも示されているとおり、1+1=3の実現を課せられたアーティストが眠れないほど悩んだあげく、救いを求めて叫ぶ姿をまんま唄っているからなのです。と思います。

*1:これはボーカルの発音を聞き取れず、歌詞カード見ても綴りがわからなかった、全くワタクシの無知ゆえです。